エゾユズリハ(蝦夷譲葉)-(2008.4.10)

いつも見ているのに気付かずに通り過ぎていた木がある。京都府立植物園のエゾユズリハである。ミズバショウが植えてある湿地の反対側にあった。いつもミズバショウにばかりに注意が向いていたようである。<br>
ユズリハが関東以西に分布するのに対して、エゾユズリハは北海道・東北・山口県にかけての日本海側に分布し、住み分けている。雪の多いところでは、幹が地を這うように立ち上がるのが見られる。葉はユズリハよりやや小さく葉脈も少ない。4-5月に花を付け、藍黒色の実を付ける。雌雄異株である。
学名はDaphniphyllum macropodum var. humileでトウダイグサ科ユズリハ属の常緑低木である。ヒナユズリハとも呼ばれる。

京都府立植物園、生態園で写す。雄木。

地を這うように幹を伸ばす

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