ココヤシ (2005.10.2、梅本さん)

梅本さんがタイ訪問で撮影された木々シリーズの一つです。興味深い解説をお読み下さい。
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和名 : ココヤシ
科名 : ヤシ科
学名 : Cocos nucifera
英名 : Coconut palm
分布 : 世界各地の熱帯地域で栽培
撮影地 : タイ国
撮影者 : 梅本

椰子(ヤシ)と言えば、ココヤシを指すほど有名な「椰子の木」。誰でも、「ココナッツ」と聞けば知らない人はいないでしょう。成長すれば高さ30mにも達し、非常に大きく成長します。私たちの日常生活でも、色んな場面で登場する「ココナッツ」。固い果実は、水の上を浮いて海流に乗り、遠くまで流れてゆきます。そうやって、少しでも遠くまで分布を拡げるんですよ。
さて、お店でも目にする事の出来る 「ココナッツミルク」や「ココナッツシュガー(椰子糖・パームシュガー)」ですが、これはどんな風に作るのでしょうか? テレビ番組などで、高い場所に生る「椰子の実」を、訓練した「猿」に採らせるゆくシーンが思い浮かびます。私が、写真を撮影した椰子畑では「人」が採りにゆくそうですが、そうやって採取された果実を割り、中の「液体」は「ジュース」として飲用されます。
そして、固い実の内側の「白い胚乳の層」を削って火にかけ、水分を飛ばして採取される油が 「ココナッツオイル」になります。また、「胚乳」を絞ったものは 「ココナッツミルク」になります。しかし、「ココナッツシュガー」については、この「椰子の実」からではなくて、稲穂のような「花の先端部」(写真で女性が持っている長いもの)から採った蜜を集め、これを煮詰めて作ります。「ココナッツシュガー」も、果実から作られるものとばかり思っていたので、私自身も随分と驚かされました。
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