中島さんと知り合うようになったきっかけの木である。京都府立植物園で見ていたのに、沖縄にある自生の木の写真を見てチシャノキであることに思い浮かばなかった。送っていただいた写真には、秋の実がダイナミックに写っている。沖縄では、花と実が同時に見られるようである。石垣やインドで経験するのは、年中花が咲いていることで、本州にいるものからすると、季節の常識が通用しなくなってしまう。
それにしても、たわわな実の成りようだ。沖縄の温暖な気候がチシャノキには向いているのであろう。この木は幸せなところで成長したものである。
府立京都植物園で写した春の花の写真は、ここをクリックしてご覧下さい。
学名はEhretia ovalifoliaで、ムラサキ科チシャノキ属に分類される。