季節の木

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エンジュ(槐)-(1998.7.19、2001.8.2、2008.10.5(橋口さん))

いま、エンジュが花の盛りである。京都銀閣寺の北の疎水沿いや御蔭通りの北白川よりの街路樹から、白い花が道一面にこぼれている。(8/1) ハリエンジュに比べると背は高いが、花は小さい。香りもハリエンジュのような甘みはなく、虫も多くは来ないよう...
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シダレエンジュ(枝垂槐)-(1999.9.12)

大阪市立大学植物園に遅咲きのシダレエンジュが残っていた。京都植物園の大芝生地の入り口にも数本のシダレエンジュがあり、ねらっていたが、花を逃がしてしまった。7-8月が通常の花期である。 マメ科に特有の花が付いている。虫が止まると、花弁が開い...
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ヒメエニシダ-(2001.5.4)

大阪百樹の会を主宰しておられた佐藤さんから、以前に掲載していたエニシダの写真が間違っているのではないかとお教えいただきました。調べてみるとその通りで、慌ててエニシダを直しました。間違って載せていた木の一つは「ヒメエニシダ」と呼ばれるものです...
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エニシダ-(2001.4.30)

冬の間、箒を逆さに立てたような味気ない姿をしていたエニシダは、花が付くと見違えるように艶やかになる。ご近所に、黄色と紅のエニシダが2本、並んで見事に咲き競っている。素晴らしい眺めに思わず足を止めていく人が多い。赤色のぼかしが入った花を付けた...
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ベニバナエゴノキ-(2003.5.17、2006.5.24(安田さん))

エゴノキは5月の代表的な白い花で、風鈴のように下垂する様子は涼しげで可愛い。この花がピンクだと、えも云えず可愛いであろうと思っていたら、やはりあった。日本で作られた園芸品種と言われている。 そのエゴノキの満開の写真を、東京都の安田さんから...
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エゴの木-(1999.5.9、2001.5.4)

エゴの木は典型的な雑木林の花で、昔の武蔵野にはたくさん咲いていたといわれる。エゴノキ科を代表する木である。別名をチシャノキという。幹はあまり太くならず、根元から何本もに分かれる。5ー6月に短い枝に1-4個の白く可愛い5弁の花を付ける。秋には...
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ドウダンツツジ-(2005.4.16)

私が最初にドウダンを知ったのは、東京だったが、はじめは冬に見たので、枯れた木が並んでいると思った。次に見たのは秋で、紅葉の美しさに感動した。春に咲く花もまた、可愛く可憐である。気に入って庭に植えたが一本目は枯れて、今ようやく2本目が根付いて...
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メキシコデイゴ-(2009.3.10(台北))

台北植物園の池の畔で鮮やかな赤い花に出会った。サンゴシトウかと思って見たが、花が密集していて少し異なる。戻ってから、アメリカの化学者で友人のマロンセリさんに貰った「Tropical and subtropical trees」という本で調べ...
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デイゴ-(2003.4.3、中島さん)

沖縄の県花である。3-5月に燃え立つような赤い花をびっしりと付ける落葉喬木で、高さは15mに達する。沖縄が自生の北限であるが、いかにも南の花という感じである。沖縄の各地で街路樹・公園樹として植えられている。 花はマメ科特有の蝶型で6cm程...
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ダンコウバイ(壇香梅)-(2000.3.26、2000.10.22(梅本さん)、2005.4.5、2008.3.25)

京都植物園でダンコウバイが咲き始めた。探していて見つからなかった木である。生態園の西の端に2本あり、小さい方の一本がまばらに花を付けている。 雌雄異株で、各々に雌花・雄花が咲く。花期は3-4月で、木の大きさや形はアブラチャンに似ているが、...
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