季節の木

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コクチナシ(小梔)-(2002.6.16)

街をぐるりと一回りしてくるだけで、新しい花が見つかる。夕刻前のやや陽が傾いた頃は涼しいし、光の加減も花を撮すのに丁度良い。今日も、豊中の千里川の周辺を散策していると、コクチナシがきれいに咲いているのを見つけた。それも、八重と一重が並んでいる...
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コクサギ(小臭木)-(2000.3.28、2004.4.15)

枝や葉に特有の臭気があるので臭木と呼ばれている。4-5月に花を付け同じ頃に葉が出始める。よく分枝する低木である。この木はミカン科であるが、花の形は、マユミやマサキのようなニシキギ科の花に似ている。雌雄異株で、雌花では、4個の子房があり、4つ...
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コケモモ(苔桃)-(2005.6.12(西村さん)、2009.5.28)

札幌の西村さんから、自宅の庭に栽培しているコケモモの花の写真を送っていただいた。 本州では高い山でしか見ることが出来ないが、高山植物の象徴のようなコケモモは、ツツジ科の木である。2cmほどの、ツゲのようなやや肉厚の葉を持つ常緑の低木で、6...
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コガネタヌキマメ(黄金狸豆)-(2003.11.4、中島Moeさん)

これはマメ科の多年生の草である。熱帯アジア原産で、本州では自生しない。沖縄の帰化植物の一つであろう。コガネ(黄金)は花の色であるとしても、狸は花の形を指すのか、羽毛に覆われたマメの印象を言うのか、よく分からない。中島Moeさんは、「豆が、プ...
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ヤエコデマリ(八重小手鞠)-(2004.5.15)

コデマリは庭木として最もよく使われる木であるが、その八重のものも時々見かける。共に江戸時代に中国から渡来している。写真は、私市にある「大阪市大理学部植物園」で写した。4-5月頃に可愛い花を多数付ける。コデマリほど丸い鞠の感じはないが、一つ一...
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コデマリ(小手鞠)-2004.4.18、2006.5.5)

コデマリは庭木として最も良く植えられる木の一つである。4-5月に直径1cmほどの白い花がぎっしりと20個ほども散房花序に付き、丸くなって鞠を思わせる。沢山の枝が中心から吹き出すように伸びて、この白い鞠を次々と付けながら枝垂れる。豪華なユキヤ...
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コブシ-実-(2004.8.28、2007.9.9(sariさん))

9月になると、コブシの特徴あるピンクの実が目立つようになる。初めてこの実を見たときには、虫えいではないかと思った。春の爽やかな白い花と、この奇妙なピンクの実はとても結びつかない。実際、沢山の方々から「これは何の木でしょう」というご質問を頂く...
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コブシ(辛夷)-(1999.3.27、2004.4.2(長岡さん)、2005.4.12)

花の下に一枚の葉があるのが良く分かる、長岡さんの写真。 今、コブシが満開です。注意してみるとあちこちに白い花を付けた木があります。ハクモクレンと紛らわしいのですが、花がやや小さく、花びらが細くて開き気味なものがコブシです。写真のものは、豊中...
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コバノズイナ-(2005.5.23、Nornさん)

コバノズイナの写真を、Nornさんが送って下さった。よく見るズイナは、Itea japonicaであるのに対して、こちらはvirginicaとなっていて、別名はアメリカズイナという。 卯の花は「うつぎ」である。同じ「夏は来ぬ」の歌詞の中に...
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コバノトベラ-(2004.8.30、玉田さん)

東京都の臨時職員として、小笠原の自然保護に赴いた玉田君から、はじめての小笠原の植物の写真が届いた。「専門家に教えていただいた、コバノトベラの写真を送ります。小笠原の固有種で4本しか確認されていない、希少な木です。」とある。 小笠原父島のコ...
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