季節の木

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クロクルミ(黒胡桃)-(2003.5.22)

京大農学部植物園にクルミらしい実を付ける木を見つけたが、名前が解らなかったので、「このきなんのき」の林さんのお世話になった。日本では見ることのないクルミで、アメリカ原産のクロクルミであった。30m以上にもなる高木で、アメリカ東部の川沿いによ...
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クロキ(黒木)-(2001.3.24)

愛知県以西・以南に分布するハイノキ科の常緑高木である。幹の樹皮が黒いのでクロキと言われるのであろう。葉は厚く、僅かに鋸歯があるが全縁に近い。3-4月に白い花が集まって咲き、果実は11月頃黒く熟す。 学名はSymplocos lucidaで...
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ネズコ、クロベ(黒檜)-(2002.1.10)

アスナロが白檜と呼ばれるのに対して、黒檜(クロベ)とも呼ばれる。材の色を指すのか、葉の色がアスナロよりも暗緑色であることを指すのか、定かでない。葉の裏の気孔帯の色も、アスナロに比べると白味が少ない。30m程に成長する常緑高木で、日本特産種、...
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クロバイ-(2001.4.29、浅倉さん、和家さん)

ハイノキ科の木の花は、いずれも雄しべが長くてよく目立つのが特徴です。クロキ、サワフタギ等をすでにご紹介していますが、昨日、クロバイの花が届きました。 和田さんが写真を添えて花の名前を尋ねてこられたその日に、その花の写真が浅倉さんから届くと...
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くり(栗)-(1999.6.4、2006.7.11(熊ちゃん)

栗と人とのつきあいは永い。恐らく有史以前から、人は栗を食料として 重宝していたであろう。栗の匂いを知らぬ人も少ない。この季節、独特の 生臭い匂いが辺りに漂う。匂いで、栗の木があると分かる。木は雌雄同株で 雄花が派手であるが、その基部に...
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クヌギ(櫟、椚)-春-(2000.4.22)

クヌギは、コナラと並んで、山野でもっとも普通に見る落葉高木の一つである。殻斗にくるまれた秋の実と、春の花が印象的な木である。4-5月の山野でよく見かける木から垂れ下がった花は雄花で、最盛期には花粉を飛ばす。 学名はQuercus acut...
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クヌギ(櫟、椚)

クヌギ(椚・櫟)は、山地に普通に見られる落葉高木である。樹皮は厚く縦に裂け目がある。葉や実はアベマキに類似するが、アベマキの幹はコルク層が発達している。4ー5月に黄緑色の7-8cmの雄花序を垂らし、雌花序は上部に付く。アベマキに比べると、葉...
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クマヤナギ(熊柳)-(2007.7.8、2007.8.19、よしゆきさん)

よしゆきさんからの第2弾は「クマヤナギ」である。花・蔓・実・葉と完璧に揃った見事な写真を送って下さった。日本各地の山地に比較的多い蔓性の木であるが、実が赤くなるまで気付かない。実は1年かけて熟すので、花と実を7-8月に同時に見ることが出来る...
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クマシデ(熊四手)-(2003.9.25、2007.8.6(田窪さん))

8月初旬に北アルプスの爺ヶ岳に登られた田窪さんが、白馬五竜の麓に立つ五竜エスカルプラザの前で撮られたクマシデの写真を送ってくれた。シデと名の付くクマシデ属の木にはサワシバ(サワシデ)、アカシデ、イヌシデ、イワシデなどがある。四手は紙垂とも書...
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クマノミズキ(熊野水木)-(2001.6.13、2008.7(橋口さん))

ミズキが5月に咲くのに対して、よく似たクマノミズキは6-7月に咲く。花はとても似ているが、葉はミズキの方が広く、葉脈も曲線がよく目立つ。1つの花は1cm程度だが、散房花序全体のの大きさは15-20cmもある。葉は10-15cmで大きく、裏は...
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