季節の木

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ツクバネ(衝羽根)-(2000.6.5、廣野さん)

花の後の萼が、羽根衝きの羽根の形をしているので「ツクバネ」と呼ばれるものが幾つかあり、ツクバネウツギやハナゾノツクバネウツギ(アベリア)などは既にご紹介した。廣野さんから送って頂いたのは、元祖の「ツクバネ」である。 下の写真で見るとおり、...
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カナダツガ -(2005.4.25)

カナダを代表する木の一つである。カナダ東部の原産であるが、西部にも多く見られ、カナダの重要な森林資源となっている。日本にも住宅建材として多く輸入されている。一方、公園樹や庭園樹としても用いられ、多くのコニファーの園芸品種が作られている。 ...
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トゥクネイ(Tucnay)-(2008.9.11)

マチュピチュ遺跡の中やインカ道で、紫の集合花を付けた木をよく見かける。個々の花はラッパ状で、先端が非対称の5弁に開いて、雌蘂が突き出している。かなり大きな木もあれば、2m程度の細い幼木もある。葉は葉脈の間が網目のようになったシソ科特有の形で...
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オトメツバキ(乙女椿)-(1999.3.27)

乙女椿の名前がピッタリの愛らしい花です。ユキツバキ系の園芸品種で、今あちこちの家で満開です。色が淡いので、枯れてくると汚くなりますが、咲き始めは実に美しい色と形です。3-4月が花期ですが、12月に咲くものもあります。 ツバキ科ツバキ属です...
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ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)-(2008.6.7、2008.7.28、2009.7.16)

利尻島には小さな高山植物園があって、鴛泊(おしどまり)の港から徒歩で行ける。ここには、小さいながら色々な灌木が植えられていて、6月には綺麗な花を付けていた。ツリガネ状のピンクで可愛い花を付けた木にはツリガネツツジと書いてあったが、この木はウ...
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タイワンヤマツツジ(台湾山躑躅)-(2010.5.6)

タイワンヤマツツジは園芸用に採集され自生地が減っている絶滅危惧種であるが、牧野植物園で見ることが出来た。植物園の木はかなり大きく2m以上で、幹も太くなっている。花冠は6cm程度あり、朱色または紅紫色で、10本の雄蘂がある。上部の花弁の内側に...
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シロヤシオ(白八染) / ゴヨウツツジ(五葉躑躅)-(2005.6.5、松井さん)

山登りの好きな松井さんが、特に気に入っている大峰山系で写したシロヤシオの写真を送ってくれた。松井さんの便りには「6月5日(日)に大峰の行者還り岳(1546m)に登りました。丁度、シロヤシオ(五葉ツツジ)が満開で山一面咲き誇っていました。.....
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ムラサキヤシオ-(2003.6.15)

ヤシオツツジには近畿から東北南部まで分布するアカヤシオと、主として本州北部と中部の高地に分布するムラサキヤシオがある。ムラサキヤシオは2-3mの低木でよく分枝する。5-6月に枝先に2-6個かたまって花をつけ、やや遅れて輪生の葉が展開してくる...
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ムニンツツジ-(2005.4.30、玉田さん))

小笠原に行っている玉田君から3つ目の貴重品種の画像が届いた。恐らく、世界に只一株しかないツツジの野生株の花である。「ムニンツツジ」。ムニンは小笠原諸島を指す言葉で、学名のboninenseも同音からきている。玉田君の便りには、「山ではちょう...
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ムラサキツリガネツツジ(紫釣鐘躑躅)-(2009.5.26)

中部地方以北に分布するウラジロヨウラクは「ツリガネツツジ」とも呼ばれるが、ムラサキツリガネツツジはその変種で、紫色の濃い釣鐘状の花を付け、相模地方に限定分布する。ヨウラクツツジがツクシツリガネツツジと呼ばれて九州地方に分布するのと似ている。...
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