季節の木

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マテバシイ(2002.6.29)

栗の親戚であるので、同じ様な花が付き、同じ様な匂いを発する。この時期に、生臭い匂いを出す花は、スダジイに始まり、クリ、マテバシイと続く。いずれも、ブナ科の木である。種類は違うが、プリペット、ネズミモチが、同じ頃に、やや上品な類似の匂いを漂わ...
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マタタビ-木天蓼(2000.7、加藤さん)

「猫にマタタビ」という、あのマタタビである。以前にアメリカから来た留学生がマタタビを持ってきていて、猫にやったが目もくれない。 「日本の猫はアメリカのマタタビを食べないのだろうか」と悲しそうに言っていたのを思い出す。 山地に生える落葉の...
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マタタビ-秋(2005.6.25、よしゆきさん)

全く変な花/実である。よしゆきさんのお便りには次にように書いてあった。 「6月25日に近くの山の沢をあがっていたら、変な実を見つけました。なんだろと思っていたら、近くに花も咲いていて、マタタビとわかりました。虫えいのようです。この虫えいの...
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アオギリ(青桐) 秋-(2001.9.8)

アオギリはよく見ていると面白い木である。 7月に花が咲いたあと、マメの入った大きな鞘があちこちにぶら下がる。やがて鞘が開いて葉のようになり、その縁にマメが並んで付いているのが見られる。秋になると、鞘は次第に茶色く変わり、アオギリの木は、葉...
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アオギリ(青桐)-(1998.7.1)

アオギリは緑色の幹が特徴ですぐに覚えられる。葉も大きく浅く3ー5裂している。樹皮は滑らかで、木登りが難しい。小さい頃、枝打ちしてあるアオギリに登るのを得意がっていたことを想い出す。秋に出来るアオギリの実は、丁度葉の縁に豆がついたようになって...
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アオガンピ(青雁皮)-(2003.12.14、中島Moeさん)

ガンピはコウゾやミツマタと並んで、和紙の原料になる木である。本州の中部以西に自生するものは主として日当たりの良い山地に生え、5-6月に花を付ける。互生する葉の密度は低い。これに比べて沖縄のアオガンピは、海岸に生え、やや肉厚の葉が十の形に密に...
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マルバアオダモ-(2000.4.22)

先週ご紹介したアオダモ以外に、ヤマトアオダモ、アラゲアオダモ、マルバアオダモ、ミヤマアオダモなど、アオダモと名の付く類縁種は多いが、マルバアオダモがかなり広く見られる。この木は「ホソバアオダモ」とも呼ばれるが、葉の形からは、こちらの名前の方...
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アオダモ -(2000.4.22、2007.5.27(戸次さん))

別名をコバノトネリコともいう。トネリコ属ではあるが、花は全く似ていない。 トネリコと同属であることを、むかしの人はどうして知ったのだろうか? 花の形が変わっている。花弁が細く全く分かれてしまっているので、 雄しべを包むことが出来ない。...
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アオバナハイノキ -(2003.4.3、2009.2、中島さん)

本州では見ることのない、青いハイノキの花が中島さんから届いた。常緑の喬木で、春先に両性花をつける。中島さんのお便りには、「3月、沖縄本島北部(やんばる)の山をみわたすと、ところどころに青紫の塊が見えます。開花している期間が短いので、昨年は見...
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アンズ(杏) -(1998.3.14、2000.4.2、2003.3.12)

野草展があるというので、家族で万博公園に出かけた。「自然学習の森」に 果樹園があり、スモモ・リンゴ・サクランボ・アンズ等が植えてある。 その中で アンズが綺麗に花を付けていた。今年は、昨年より遅いようである。 カラモモとも言う。中国から...
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