季節の木

季節の木

ヒロハヘビノボラズ-広葉蛇上らず(2001.9.27)

葉と小枝にある鋭い棘から、一目でメギ属の木と分かる。ナンテンなどもメギ科であるが、棘が無くメギ属ではない。日本に自生するメギ属のもう一つの代表「ヘビノボラズ」より先に「ヒロハヘビノボラズ」に、北大植物園で出会った。本種以外は北海道で自生しな...
季節の木

メギ-目木(2000.4.29、2001.9.27)

別名を「コトリトマラズ」という。変な名前であるが、木をさわってみると意味がよく解る。写真を撮ろうと手を伸ばした瞬間にグサリと指を刺された。鋭いトゲである。葉の間に隠れているが、よく見ると枝一面に、細く鋭いトゲが付いている。「ヒトサワレズ」と...
季節の木

ムラサキマユミ-紫真弓(2009.6、よしゆきさん)

よしゆきさんから、珍しいムラサキマユミの花の写真を送っていただいた。お便りには「去年はじめて木を見つけて今年はなんとか花をと思っていたら、別の山で花を見つけました。」とあり、あちこち野山を歩いて木を同定されていることが分かる。山と渓谷社の「...
季節の木

マユミ-初冬(1999.12.5、2006.12.3)

12月になっても、鈴を吊したようなピンクの実が鮮やかである。マユミは雌雄異株で、我が家にある3本のうちで実を付けるのは1本だけであるが、紅葉も散って色目の無くなった庭には有り難い存在である。今年は晩秋の平均気温が高かったので、葉もまだ緑のま...
季節の木

マユミ(1999.5.1、2006.5.18)

晩秋の赤い実がよく目立つ木である。鉢植えでも育てられるが、大きいものは10mを越す木になる。一面に鈴のように赤い実が下がっている光景は印象的である。 実に比べると花の方は地味である。黄緑色で目立たないが、よく見ると雌花には可愛い濃紫色の4...
季節の木

ウツクシマツ-美松(2002.2.9、2004.4.27(橋口さん)、2010.2.28(樋口さん))

滋賀県の甲賀に国の天然記念物に指定されている松がある。「平松のウツクシマツ」である。巨木ではないが、根元から分岐するアカマツで、いかにも女性的な優しさを感じさせる。山の広い範囲にわたってこの松が群生する様は優美で、昔から名所になっていたと言...
季節の木

ストローブマツ(2002.2.9)

北米の東北部が原産の松で、現地では高さ70mを超す大木に成長し、木材資源になる。日本では、北海道などの寒冷地に植えられ、それでも30m程度に育つ。樹皮は灰褐色で、若木は比較的平滑であるが、育つと松特有の鱗片状になる。葉は5葉である。5月頃花...
季節の木

ダイオウショウ-大王松(2000.6.8)

松の中では最も長い葉を持ち、葉が密集する様は見事である。クロマツが2葉、ゴヨウマツが5葉であるのに対し、ダイオウショウは3葉である。写真は6月の若葉が出始めるときで、これから伸びようとする葉が美しい。球果も長く大きい。写真を撮ったのは、広島...
季節の木

マツブサ-松房(2009.6.19、2009.8、よしゆきさん)

いつも木の各部分の完全写真を送って下さる「よしゆきさん」から6月にマツブサの写真を送っていただいていた。その掲載がすっかり遅れてしまった。先月末に改訂したあと、よしゆきさんからの画像がないはずがないと思って探したら、素敵なマツブサの画像が奥...
季節の木

ミツバマツ(リギダマツ)-三葉松 (2007.1.31)

50年ぶりに長居競馬場ならぬ長居植物公園を訪ねた。昔の競馬場跡地には立派な体育施設と広い植物公園があり、心地よく整備されている。一部の場所は、立ち退きで話題になったホームレスの人々の群落?になっていた。植物園内には50種類の樹木名を当てるア...
タイトルとURLをコピーしました