近くの方が、花好きなのを知って妻に教えて下さった木である。阪急宝塚沿線の蛍池と豊中の中間付近で車窓から見ることが出来る。懸崖のように垂れ下がって広い範囲に花が見られる。花の少ない季節に、葉が紅葉しながら咲くので、大層印象的である。
同じイソマツ科のルリマツリ(Plumbago auriculata)の花に似ているが、属としてはルリマツリモドキ(Ceratostigma plumbaginoides)と同じである。花期が長く、7月から11月に達する。11月頃には写真のように紅葉しつつ花が咲く。耐寒性がよく関東以西では冬を越すことが出来る。高さは1mほどであるが、茎を伸ばして拡がり平地や斜面を覆う。
学名はCeratostigma griffithiiで、イソマツ科ケラトスティグマ属である。ブータンルリマツリとも呼ばれている。ヒマラヤ地方原産。