アズキナシ(小豆梨)- 冬 -(2002.1.10、2005.11.30(竹内さん))

季節の木

満開の花が咲いたような、アズキナシの赤い実の写真を岐阜県の竹内さんから送って頂いた。美濃市と郡上市の境にある瓢ケ岳の頂上付近で撮られたということである。以前に東山植物園で撮った写真は、時期が悪く、すっかり黄色くなって「小豆」の実感がなかったが、送っていただいた写真を見ると「アズキナシ」と名付けられた理由がよく解る。これだけ実を付ける木は、春の花もきっと見事であろう。また、その写真も見たいものである。(2005.11.30)
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竹内さんの撮られたアズキナシの木に名札を付けられたYMTさんからのお便りがあった。瓢ケ岳の木々達をを何年にもわたって観察しておられ、アズキナシについても詳しい観察記録を頂きました(最下段に掲載)。このアズキナシは隔年に沢山の実を付けるようです。メールを頂いて、山の木々達は、それを愛する多くの人達に見守られているのだということを強く感じました。(2006.1.12)
YMTさんからの続報を頂きました。隔年に実が付くと言うことであれば、2007年がその年なので、状況が気になるところです。最下段をどうぞご覧下さい。(2007.6.2)
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以前、加藤さんにアズキナシの花</a>を送っていただいたが、その実を東山植物園で見つけた。盛りの季節を過ぎているので、赤いはずの実が黄色くはなっていたが、その木には沢山の実が残っていた。(2002.1.10)
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日本全土の山地に見られる落葉高木であるが、里では見ることが少ない。5-6月に小さな白い花を付け、9月頃には小豆のような実が赤く色づく。10mm程の楕円形で、確かに小豆の粒のような感じがする。
学名はSorbus alnifoliaでバラ科ナナカマド属である

見事なアズキナシの赤い実-竹内さん撮影(2005.11.30、美濃市瓢ケ岳)

1月のアズキナシの実(2002.1、名古屋の東山植物園で)

アズキナシの冬芽

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