梅雨どき、一足先に夏を思わせる花である。「デイゴ」は沖縄などでよく見られ、こちらは4-5月、葉と同時か早めに濃紅色の花を付けるが、「アメリカデイゴ」は6月から花を付け始め、9月頃まで咲き続ける。梅本さんが日比谷公園での写真を送って下さった。以下は梅本さんの解説である。
なお、アメリカデイゴは南米ではセイボと呼ばれ、アルゼンチンの国花に指定されている。
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和名 : アメリカデイコ (別名 : カイコウズ)
学名 : Erythrina crista-galli
科名 : マメ科 デイコ属
原産地 : 南米ブラジル
本種は、江戸時代より渡来し、今は鹿児島県の県木にも指定されている。
この情熱的な色彩の花は、鮮紅色の蝶形花であり、旗弁は幅広で、
翼弁と竜骨弁の方向に対して、直角になる。3出複葉の小葉は卵形であり、
其処から「マルバデイコ」の別名もあります。葉柄や葉裏などに、
刺があるのも特徴です。
東京都内でも、夢の島や日比谷公園、昭和記念公園などで、よく目にします。
実家のある大阪府の、花博記念公園などにも、美しく植栽されておりました。
本種は、主に暖地の庭園木、街路樹などに用いられます。
画像は、その内の日比谷公園内にて撮影したものです。今が丁度、満開。
横には、アカンサスも美しく咲いており、なかなか見応えがあります。
ヤタイヤシなどと配植されて、南国を想わせる光景を演出していますね。
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