「イギリスで見たアーモンドの花が懐かしい」というお便りを頂いてから3年、ようやくアーモンドの花の写真を写すことが出来た。私の友人が、いま庭でアーモンドが満開だと教えてくれたので、慌てて写真を撮りに行った。小雨混じりの天気であったが、アーモンドの花は綺麗に開いていた。
アーモンドは、古くから栽培品種となった木なので、原種をたどるのが難しいようである。おそらく西アジア原産であろうと言われる。
春三月に、淡紅色の、30mm程度の大きな花を葉に先駆けて付ける。ウメと同じような実になるが、中の種子が大きいことが特徴で、これは「おつまみ」でもお馴染みのアーモンドである。木の高さは通常5m程度で大きくはならない。今回は葉を写せなかったが、葉は細長く、細かい鋸歯を持っている。
学名はPrunus dulcisで、バラ科サクラ属である。dulcisは「甘い味の」という意味である。
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3月にスペインに出張した松村さんから、アーモンドの花の写真をいただきました。花と一緒にアーモンドの実が付いているのがとてもいいですね。(2002.4.16)
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今年は、浜松フルーツパークで見事なアーモンドの花を見た。3月は「アーモンド祭り」ということで、数十本のアーモンドが満開であった。写真の幾つかを差し替えました。(2003.3.12)
松村さんから届いたスペインのアーモンド-実も付いています