アダン-阿檀 (Pandanus odoratissimus、2000.3(梅本さん)、2002.1、2005.7.25(長島さん))

2005年に西表島に行かれた長島さんから、アダンの雄花の写真が届きました。2000年の梅本さんからは青い実、私は熟した実の写真でしたが、長島さんから花を送って頂いて、かなり画像が揃ってきました。長島さんはアダンの新芽を食されたそうで、メールには次のように書いてありました。 「アダンの実は食べないそうですが、新芽は食べるとのことで夕食で炊いたものをいただきましたが、味も食感もないものでした。また、落ちた実を見ると、かなりの繊維質のようでした。」
梅本さんからは、2000年に西表島紀行をされたときの写真をいただいています。以下は、梅本さんによる解説です。

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学名 : Pandanus odoratissimus          雌雄異株

分布 : 熱帯アジア、オーストラリア、ミクロネシア、台湾など。

日本では、琉球諸島、奄美諸島にも自生します。

別名 : リントウ、カネカダン、シマタコノキ

分類 : タコノキ科、タコノキ属。

常緑小高木で、樹高は3-6m位で、多数の太い気根を出します。

これが、とても特徴的で、その綺麗な根に驚かされます。

故に、パナマ帽や敷物、扇子などの細工物に加工されるようです。

前回の「モンパノキ」同様に、砂土壌などに生え、耐潮風性に富みます。

夏に開花し、果実は集合花で枝先になり、芳香があり、熟すと黄褐色になります。西表の松本貢さんの話では、このパイナップルみたいな実は食べられるとの事・・・・。私は、残念ながら、食べておりません。

聞くところによると、ヤシガニが熟した果実を食べる為に、木をよじ登ってゆくとか ^^。なんだか、可愛い光景ですネ。

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2000年の6月に石垣島で黄色く熟したアダンを見つけました。梅本さんに送って いただいた写真(中段)を懐かしく思いながらカメラに収めました。

2002年1月に宇治市立植物公園の温室で幹と葉を写しました。

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