アブチロン (Abutilon x hybridum、2004.11.18)

久しぶりに尋ねてきてくれた級友の松村さんと吉田山を歩いた。北白川の登り口から入り、山頂を経て宗忠神社、真如堂、黒谷さんと続く道である。真如堂には紅葉を求めて観光客が多かったが、黒谷の方には殆ど人がいない。道の傍らの家の木に、朱色の花が風鈴のように沢山下がっていた。何処かで見た花だと思いながら、松村君に写真を撮ってもらった。

以前にその松村さんが写して送ってくれた「ウキツリボク」と親戚の木であることが間もなく解った。いずれも、abutilon ***という学名である。abutilonには園芸品種が多く、色にも種々のものがあるが、写真のものは、最も一般的に見られる品種である。ウキツリボクとショウジョウカ(猩々花)との交配種であるとされる。

学名はAbutilon x hybridumで、アオイ科イチビ属である。

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ベルギー国立植物園で写した画像を整理しているとアブチロンが出てきた。こちらのものは、花弁の基部が細くなっているが、やはりabutilon hybrideと学名表示にあった。(2004.10.3)

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