山地でよく見られる木で、高さ20mになる落葉高木である。特に幹のコルク質が発達しているので、コルククヌギとも呼ばれる。堅果は、クリが頭を出したような形をしており、特徴的である。
花は春4月頃に咲く。ナラ科の特徴で、雄花の花穂が下垂する。雌花は雄花の上部に一個付く。花の後、堅果は一年半をかけて成長する。
幹、花、実ともにクヌギに似ているが、最下段の写真のように、成長した葉で区別できる。
学名は、Quercus variabilisで、ブナ科コナラ属である。variabirisは「変化する」の意であるが、何の変化を指しているのであろうか。
- 3月、今年成長を始めたアベマキの実が左に見える。以下の実は2年目の実
- 6月のアベマキの実
- 8月のアベマキの実
- 10月のアベマキの実
- アベマキの幹-コルク質が発達している
- アベマキの葉-クヌギの葉に比べて裏が白い。