ダンコウバイで始まったクスノキ科の花もヤブニッケイあたりで一段落である。後は８月以降に、カゴノキ、シロダモ、ハマビワなどが続く。花を撮り始めてからクスノキ科の花がこんなにも色々あることを知った。
花は楠に似ている。写真では大きく写っているが、3mm程である。葉は光沢があり葉脈が３本目立っている。幹には、クスノキ科特有の芳香がある。葉をちぎってみても同様の匂いがある。実は晩秋に黒く熟す。
学名はCinnamomum japonicumで、クスノキ科クスノキ属である。cinnamic acidは桂皮酸と呼ばれる化学薬品である。
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よしゆきさんがヤブニッケイの実の写真を送って下さった。「先日ヤブニッケイの実を写して、クスノキとどう違うのかと気になっていましたが、クスノキの黒い実を写して、全く違うことがわかりました。」とあった(2009.11.16)。両者の写真を比べてみて下さい。
ヤブニッケイの実(2009.11.7、よしゆきさん撮影)
クスノキの実(2009.11.16、よしゆきさん撮影)
