タニウツギ(谷空木)-(2000.5、梅本さん)

季節の木

梅本さんからとても綺麗な「タニウツギ」の写真が届きました。いよいよ、ウツギの季節です。昨年も特集しましたが、ウツギには沢山の種類があります。以下は梅本さんの解説です。
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和名 : タニウツギ (別名:ベニウツギ)
学名 : Weigela hortensis
分布 : 北海道(西部)~本州(主に日本海側)

日当たりの良い山地に、広く自生する「タニウツギ」は、とても逞しい落葉樹です。「ハコネウツギ」と共に、関東の低山でも、実によく目にしますが、北海道でも度々出会う事が出来ました。

この「タニウツギ」(谷空木)は、よく「ウツギ」(ウノハナ)と、しばし混乱を招きます。どちらも、幹枝の中心が空虚に成っているので、この名が付きました。しかし、花冠も鐘状で白色の「ウツギ」は、ユキノシタ科であり、この「タニウツギ」は、スイカズラ科なんです^^。谷に多く見られる為、この名があります。

画像から判ると思いますが、主幹が立たず、株立ち状に成ります。葉序は対生で、先が5裂する花冠は漏斗状であり、細い基部から、急に広がる形を呈しています。丁度、ラッパみたいです^^。

5月頃からの山野を、美しい紅色の花で彩るのも、この「タニウツギ」の魅力ですね。
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