ウツギの季節である。昨年紹介していないウツギの一つ、オオベニウツギを京大農学部植物園で写した。日本では福岡県にしか自生しない。中国から朝鮮を経て渡ってきたのであろうか。観賞用には時々植栽されている。花の大きさは通常のウツギと同じで、3-4cmのラッパ状で、花の色は赤であるがやや暗い。
学名は、Weigela floridaで、スイカズラ科タニウツギ属である。
floridaはアメリカのフロリダかと思っていたが、実はラテン語の形容詞floridus(花が満開の~)の女性形であることを北海道の川原さんからご指摘いただきました。むしろ、フロリダ州という名前のほうが、花の多い州と云うことから付けられたかも知れません。なお、川原さんは「北国のみどり情報局」というホームページを開いておられます。