京都府立植物園の生態園の池から北門に向かう途中にある。何とも上品な花である。4月末から6月初めにかけて円錐花序に次々と花を開くが、全開することはない。8mmほどの小さい花である。5枚の白い萼は開くが花弁は開かず、いつまでも蕾のように見えるので、花先から覗いて見ると、緑の雄蘂と白い雌蘂が見える。
名の通り細くて先の尖った葉が3つずつ組みになって出ている。秋になると袋状の蒴果が育って下垂する。最下段の袋状の蒴果は梅本さんの撮影である。
学名はStaphylea bumaldaで、ミツバウツギ科ミツバウツギ属である。落葉低木で、日本全土に分布する。
特徴的な袋状の蒴果(2005.7.8 梅本さん撮影)