山登りの好きな松井さんが、特に気に入っている大峰山系で写したシロヤシオの写真を送ってくれた。松井さんの便りには「6月5日(日)に大峰の行者還り岳(1546m)に登りました。丁度、シロヤシオ(五葉ツツジ)が満開で山一面咲き誇っていました。....行者還りトンネル西口から登り始めて大峰奥駈道に合流したところよりシロヤシオの回廊という感じでした。」とある。山に登る醍醐味の一つは、こういった美しい花々に出会えることであろう。
高さ5-6mになり、良く分枝して高い梢にもよく目立つ白い花を一杯に付ける。輪生している葉が5枚なので、ゴヨウツツジの名がある。5-6月、葉の展開と同時に花を付ける。
学名はRhododendron quinquefoliumで、ツツジ科ツツジ属である。別名をゴヨウツツジ、あるいはマツハダ(老木では樹皮が似ている)とも言う。quinquefoliumはもちろん五葉の意味である。