梅本さんからトウモクレンの写真が届いた。モクレンとの区別の仕方が詳しく紹介されている。
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和名 : トウモクレン
別名 : ヒメモクレン
科名 : モクレン科モクレン属
学名 : Magnolia quinquepeta var. gracilis
分布 : 中国原産種
モクレンの花を眺めてみると、実に豪華な印象を受けます。遠目にも目立つ「赤紫色した花」は、誰もが足を止めて見入ってしまう魅力ある花と云えましょう。
普段、私達が「木蓮(モクレン)」と呼ぶものは、中国産の「紫木蓮(しもくれん)」を指しています。此の「紫木蓮」の変種としてよく見かけるのが、今回ご紹介する「トウモクレン」なのです。
本種は、母種の「木蓮」よりもやや小振りの花を付けます。亦、「花被片」の先端が尖り、内側は白っぽく、外側は赤紫色を呈するので、母種とは容易に区別が付きます。
「樹高」も凡そ人の背丈くらいから、育って3mくらいの植物ですから、近くで観察しやすく、また手も掛からない花木です。
「ハクモクレン」や「コブシ」のような、同じモクレン科の芳香花木に比べると、殆ど香りが無いのが残念ですが、お寺や公園などでの植栽例の多さは、「トウモクレン」の特徴と云えますね。
H16.4.7 東京都内「木場公園」、ほか「鎌倉」にて<br>
撮影者:梅本浩史
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モクレンの画像と比較して下さい。花弁の内側の色の違いがよく分かります。植木屋さんにシモクレンを頼むと、大抵トウモクレンが届く。トウモクレンも早春の大型の花として、よく目立つので人気があるが、ハクモクレンに比べると見ることは少ない。
モクレン類は、まだ初冬の間から、やや緑がかったネズミ色の小さな蕾を出す。蕾は、冬の陽に当たりながら次第に大きくなって、3月下旬に一斉に開花する。この数年は暖冬の影響で、3月中に開花が殆ど終わってしまう。
学名はMagnolia quinquepeta var. gracilisで、モクレン科モクレン属である。
木場公園あるいは鎌倉で、梅本さん撮影
大阪、豊中市内で撮影