トウカエデは最近の街路樹の人気者である。 秋の紅葉が素晴らしい。
今の季節、よく気を付けてみると、トウカエデの木に小さな黄色の花が一杯に付いている。結構、虫達には人気があって、周りでブンブンと羽音も聞こえる。雌雄同株で、雄花と両性花を付ける。両性花の雄しべは萼より短く、代わりに大きな花柱を持っている。葉は3裂していて光沢があり、引き締まった感じである。樹皮にも特徴があり、こちらは暗灰色で縦に裂け目がたくさん出来ていて、風雪を生き抜いてきた老人の皮膚のように感じられる。
学名は、Acer buergerianumで、カエデ科カエデ属である。原産地は中国東南部。京都府立植物園で写す。
両性
7月の翼果