樹皮がバクチで身ぐるみ剥がれたように、はげ落ちるのでこの名前がある面白い木である。日本で見られる「バクチの木」はすでにご紹介したが、ヨーロッパ東南部で見られるセイヨウバクチノキの写真を加藤さんから頂いた。
バクチの木はリンボクと並んで、「常緑のサクラ属」の木である。バクチノキが比較的高木で、秋に花を付けるのに対して、セイヨウバクチノキは低木で春4-5月に花を付ける。..と書いてきて、昨年ロンドンのRegents Parkで撮して
名前の解らなかった木がセイヨウバクチノキであることに気付いた。低木に一杯の花を付けていた。
学名はPrunus laurocerasusで、バラ科サクラ属である。
LondonのRegents Parkのセイヨウバクチの木