サンゴジュは花よりも赤い実が印象的である。花の期間は短いが、実は夏から秋まで、永く木を飾る。晩秋には熟して、黒くなる。一方、サンゴジュの葉は光沢があって美しい。
葉は厚く、垣根に使って防火の役割を担う。モチノキ、アオキなども防火垣として使われる。ただ、葉が虫食いになることが多く、ツヤツヤした美しい葉はなかなか見られない。
学名はViburnum awabukiで、スイカズラ科ガマズミ属の常緑小高木である。南関東以西の沿海地に分布する。庭木や公園樹として使われることが多い。学名にawabukiとあるのは何故かよくわからない。
葉の表裏
樹皮