昨秋に京都植物園でサネカズラの実を写し、その花を今年の夏には撮ろうとねらっていた。そのサネカズラが今、宿根草園の棚で咲いている。写真を撮ったときにはまだ蕾が多かったので、ちょうど満開のはずである。
雌雄異株または同株で、雌花の雌しべは緑色だが、8月の花の後次第に膨れ、秋には赤く熟して美しい実となる。
学名は Kadsura japonicaで、モクレン科サネカズラ属である。別名をビナンカズラ(美男葛)ともいう。関東以西の日本各地で見られる。
雄花と雌花が同じ枝に咲いている。
雌花-淡緑色の雌しべが見える
雄花-雄しべが白く見えている