先回、西村さんから送っていただいた「チシマザクラ」の原種である。北海道および中部地方以北の本州の深山に育つ。あまり大きくはならな代わりによく分枝する。花期は5-7月で、葉と同時に花をつける。チシマザクラとの違いは毛のないことで、葉、葉柄、萼、花柄、花柱などに毛が見られない。
月山の麓、志津周辺はぶな林の綺麗なことで知られており、この美しい森を案内しようとネイチャーランドが建てられ、夏場は指導員の方が丁寧に森を案内して下さる。その、ネイチャーランドの庭に植えられていたのが写真のミネザクラである。
学名はPrunus nipponicaで、バラ科サクラ属である。この木には、japonicaでなく、nipponicaの学名が冠されている。
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山で撮った写真の整理をしていた橋口さんが送って下さったミネザクラの写真を最下段に掲載した。長野県と群馬県の県境にある日本百名山の一つ「苗場山」の直下で撮られたと言うことである。(2007.6)
橋口さん撮影のミネザクラ(2007.6)