フトモモ科の植物は多く、121属3850種がある。大抵は常緑で高木・低木様々である。一般に、雄しべが多数で長く目立つのが特徴である。果実が食用になるものの一つが、ブラジル原産のピタンガであり、2-3cmの大きさでカボチャを小型にしたような形をしている。赤く熟した果実は、ブラジルでは特に好まれ、生食のほかジャムなどにして食べる。
学名はEugenia unifloraで、フトモモ(Myrtaceae)科Eugenia属の常緑低木である。ブラジル原産。別名をスリナムチェリーあるいはタチバナアデクという。浜松フルーツパークの温室で写した。
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同級生で今は香港におられる鵜飼さんから、盆栽になったピタンガとその実の写真を、メールと共に送っていただいた。嬉しいことである。「香港の南蓮園地(Nam Lian garden)でこの盆栽を見つけました。帰って梶本さんのホームページで調べたらピタンガと分かりましたが、白い花の写真だったので、実のなっている写真をおくります。」
なお、鵜飼さんの写真によると、中国名は、「桃金娘科の紅果仔」となっている。英名ではBrazilian cherryともいう。
下の写真は、ピタンガの盆栽の、熟した実である(香港の鵜飼さん撮影)