よく見るシナノキ属の木の中で、オオバボダイジュがなかったので、以前に北大植物園で撮ったものを載せることにした。最近市大植物園でも見付けたが、花はまだ写せていない。シナノキ科の木で、日本に広く分布するのは「シナノキ」で、「ヘラノキ」は西日本に、「オオバボダイジュ」は中部地方以北の寒冷地に自生する。一方、ボダイジュ(菩提樹)は中国から移植されたもので、寺院によく植えられている。
大きい木は高さ20mに達する。葉も他のシナノキ科の物に比べると大きく、ハート型で、先端が可愛く尖る。花は6-7月に咲き、とても香りがよい。シナノキ科の花は、枝には直接付かず、葉のように成長する苞からぶら下がって付く。秋には花から可愛い球形の果実がぶら下がる。
学名はTilia maximowiczianaで、シナノキ科(Tiliaceae)シナノキ属です。
9月、実の付いているのが見える-北大植物園
若葉、シッポが可愛い-大阪市大理学部植物園
左は大阪市大理学部植物園、右は北大植物園で写す-樹齢によって幹の色が異なるようである。
北大植物園の立派なオオバボダイジュ