長岡さんが伊吹山北尾根で見つけられた赤い実である。色々のあだ名がある木で、オニシバリが和名であるが、これは樹皮が丈夫で鬼でも縛れると言うところから来ている。一方、別名のナツボウズは、夏の間に落葉して坊主になって仕舞うところから名付けられた。
3-4月に小さな花を輪生した葉の下に付ける。雌雄異株である。夏に赤く熟す実は非常に辛くて、食べると胃腸障害を起こすとある。樹液が皮膚につくとかぶれる人もいるようだ。
学名はDaphne pseudo-mezereumで、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属である。別名をナツボウズ(夏坊主)という。