小笠原での生活が3年目に入る玉田さんから、グミの写真が届いた。
小笠原固有のグミで、12月頃に花が咲き、3月には赤い実が見られる。写真のように、赤くなった実にまだ花が付いたままになっているのが特徴である。玉田さんの便りからも、このグミの特徴がよく解る。
「船が着いたその日に、仕事で歩道を歩いたところ、ちょうどオガサワラグミの実が熟していましたので写真を送ります。半つる性の常緑樹で、小笠原固有種です。木の実は、小笠原の植物では珍しく、食べられます。冬の間に咲く花は地味ですが、香りは強く、近くを通ると甘い香りが漂っていました。」
学名はElaeagnus rotundataで、バラ科グミ属の常緑半蔓性の木である。
どこもかしこも斑がある。実の下にしっかり花が残っている。