アジサイやガクアジサイは6-7月が花期であるが、ヤマアジサイ、アマチャ、タマアジサイ、などは花期が長く8月終わりでも咲いている。ノリウツギも7-8月に咲くアジサイ属の花で、沢山の小さな5弁の両性花と少しの装飾花からなる。
ノリウツギの名前の由来は、むかし製紙用の糊をこの木の皮から採ったことにある。糊は内皮から採るが良質のものは白く、材の色も白くて美しい。別名をノリノキ、サビタ(北海道・東北)という。
5月に紹介したウツギは、同じユキノシタ科の木であるが、ウツギはウツギ属、ノリウツギはアジサイ属で、どうもややこしい。
学名はHydrangea paniculataでユキノシタ科アジサイ属である。京都植物園で写す。