sariさんから、勤め先近くの道路沿いに生えているノブドウの花と実の写真を送って頂いた。花がとても綺麗に写っている。ノブドウは全国どこにでも生える落葉蔓性の木であるが、なかなか花を綺麗に写す機会がない。7-8月に花を付け、8mm程の実となる。9月の実は青いが、やがて赤から紫色に熟す。虫が入って膨らんだ虫えいになっている場合もある。残念ながら、実は食用にならない。
葉は葡萄の葉と似ているが、深切れ型と呼ばれる切れ込みの深い葉を持つものなど、かなり変形が大きい。最上段の写真の左下の葉は深切れ型の代表的な形である。葉の向かい側に一つずつ集散花序を付ける。淡緑色の5弁の花で、5個の雄しべを持つ。ヤマブドウや栽培品種の葡萄に比べて、実の付き方が房状でなくバラバラとした印象である。実が小さいので隙間が空くからであろう。
学名はAmpelopsis brevipedunculataで、ブドウ科ノブドウ属の落葉蔓性木である。日本全土、北東アジア地域に自生する。
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Nornさんからとても色彩の美しいノブドウの実の写真が届いた。ヤマブドウやエビヅルは形はよいが色は比較的単純である。ノブドウは食用に出来ないが、色はとても綺麗だ。(最下段の写真、2008.10.5)
sariさんからも秋の実の写真を送って下さる予定になっていたが、残念ながら夏の間にノブドウがすっかり取り払われてしまったと言うことであった。
Nornさんから送っていただいた10月のノブドウの実