ハリエンジュ(針槐)-ニセアカシア-(2000.5.13、2005.5.11

季節の木

「ハリエンジュ」が本名だが、「ニセアカシア」と俗に呼ばれているのは、かわいそうだ。明治初期に渡来した豆科の喬木で、速く大きくなる。5ー6月に長さ10-15cmの花序をたらし、良いにおいの白い花を付ける。甘い芳香は、夜間や遠くからでも木の存在を感じさせる。
東京大学の駒場にはたくさん植えられている。街路樹としても使われている。
京都大学では、旧教養部のキャンパスの南東の端に数本集まっている。北部キャンパスの農学部の建物の北西角にあるものは「モモイロハリエンジュ」と呼ばれるもので、薄いピンクが美しい。また、体育館の横には濃いピンクのものがある。
学名はRobinia pseudo-acaciaで、マメ科ハリエンジュ属である。seudo-acaciaの名前が災いしてニセーアカシアと呼ばれるようになった。

京大総合人間学部のハリエンジュ

京大北部構内のモモイロハリエンジュ

京大体育館横の濃いピンクの木

11月の豆

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