山地に生える落葉高木。葉は長く5-15cmで、丁度ニワウルシやカラスザンショウのように互生する。秋の黄葉が特に美しい。
6月、枝先に大型の円錐花序を付ける。果実は直径2cmの球状で、中の黒い種子は羽根つきの球によく使われた。
学名は、Sapindus mukorossiで、ムクロジ科ムクロジ属である。apindusは「インドの石鹸」の意味で、ムクロジに含まれる化学物質サポニンは水に溶けると泡立ちがよい。黄葉は京都府立植物園と京大理学部附属植物園で撮した。
京都府立植物園のムクロジ
京大理学部附属植物園のムクロジ