サバイバルを考えるのが上手な学生さんがいて、食べられる木の実を色々と教えてくれる。今回は、どこで見つけたのか、グァバの実を持ってきた。亜熱帯ならいざ知らず、京都にこんな木があるのかとびっくりしたが、確かに京大の北部キャンパスに育っていた。ここは農学部があるので、きっとそこの先生か学生が持ち帰って植えたものだろう。
グァバは熱帯・亜熱帯に育つ常緑灌木で、Common guava(Psidium guajava)が普通に見られる。白い花とレモン大の果実を付ける。この写真のものはStrawberry guavaと呼ばれるやや小型のもので、Common guavaよりは高地に育つ。葉も実も小さく、実は20-30mmの球形である。ほんのりイチゴの味がする。非常に密に生え、他の植物が育つのを妨げる物質を根から出すと言われている。
学名は、Psidium cattleianumでフトモモ科Myrtle属である。