クスドイゲ-(1998.9.5)

季節の木

ブンブンという虫の羽音で花を見つけた。ミツバチは色鮮やかな花に寄ると思っていたら、こんな目立たぬ緑の花もちゃんと見つけてやってくる。
京大北部キャンパスの水田の奥の木立に「クスドイゲ」が植えられている。よく垣根に植えられるものは木に棘があるが、この木には目立った棘がなかった。大きな木になると、棘が無くなるのだろう。晩秋に果実が黒く熟す。
学名はXylosma congestumで、イイギリ科クスドイゲ属の常緑小高木である。
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京大のクスドイゲにはトゲがなかったが、京都府立植物園の生態園にある比較的若い木は、幹にも枝にも見事なトゲが付いていた。これでは痛くて近寄れない。

京都府立植物園の生態園にあるクスドイゲの若木

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