久しぶりに京都府立植物園の温室を訪れたが、入ったとたんにカメラのレンズが曇ってしまった。外の寒い冬は、カメラが正常になるまで随分と時間がかかる。温室に入ったところでコンロンカが咲いているのにお目にかかり、慌てて撮った写真は、霧の中のようになってしまった。
数年前に花屋さんで写したコンロンカの花と葉が、図鑑のものと違うので気になっていたが、京都植物園のものはきちんと名標板があったので間違いなかろう。花屋さんで売っていたのは、似ているが園芸品種だと思われる。
九州南部以南に自生する常緑の低木で、3-5月に枝先に小さな黄色の花を付ける。沖縄では、年中チラホラと花を見ることが多い。実は秋に黒紫色に熟す。
学名はMussaenda parvifloraで、アカネ科コンロンカ属である。parvifloraは小さな花の意。
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最近、花屋さんでコンロンカあるいはハンカチノキとして販売している花は、多くの場合、ムッサエンダ・ルテオラである。なお、本当のハンカチノキはご存じの通り別物である。
花屋さんで見たコンロンカらしき花(2000.9.10)