コバマユミ(小葉真弓)-(2002.4.27)

1999年の6月に初めて芦生の森を訪れたが、その時、「ヒメコマユミ」と教えてもらった花が、もう枯れかけていて良い写真が撮れず残念に思っていた。先日、京都府立植物園に行ったとき、数本のヒメコマユミが花を付けているのを見つけた。いつもは気が付かないが、花の季節には目立つようになる。名標板には「コバマユミ」とあった。どちらの呼び方でも良いようである。
この木は「マユミ」の名前が付いているが、「alatus」とあるので、むしろニシキギの亜種である。ニシキギは枝にコルク質の翼を持っているのが特徴であるが、翼を持たないものは、「コマユミ」と呼ばれている。「ヒメコマユミ」は、更に葉が小さいので「ヒメ」が付くのであろう。
学名はEuonymus alatus var. microphyllusで、ニシキギ科ニシキギ属である。microphyllusは「小葉」の意。富山以西の本州と朝鮮に分布する。
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ipericiさんから、学名の間違いを指摘していただき、訂正しました。ヒメコマユミの名前に反して、microphyllusは男性形です。西洋では姫は必ずしも「小さく可愛い」訳ではないのでしょう。(2007.5.18)

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