本当に火炎のような花である。中島さんのカメラの腕の冴えが一層「火炎」を真迫感あるものにしている。
以前にハワイで撮ったAfrican turip treeが沖縄では「カエンボク」と言われている。前回は望遠を持たなかったので、高い梢の木が写っているだけで形が定かでなかったが、今回見事な接写を見ていただくことが出来る。房状に基部から咲いていく花の一つ一つがチューリップのような花であるので、英名ではtulip treeと呼ばれている。
アフリカ原産の木で、20mを超す高さになる。3-5月に花を付ける。中島さんによれば、「3月末から咲き始め、まだ咲いています。開花期間が長い樹木です。ひときわ大きな樹形で、鮮やかな色の花をつけるので遠くからでも目立ちます。」 黄色の花を付けるものもあるが、やはり赤がよい。花の後は長い蒴果を付ける。
学名はSpathodea campanulataで、ノウゼンカズラ科カエンボク属である。
カエンボクの高木、沖縄独特の家屋の屋根が見える