京大理学部植物園でホップノキというのを見つけた。ビールのホップの元になる木かと思ったが、違ったようである。本によると、木の実がホップの代替品に用いられるとあったので、ホップノキという名前もこの辺りに由来するのであろう。本種はミカン科であるが、ビール用のホップはクワ科の蔓性植物で、その雌花を乾燥させて用いるようである。
trifoliataとあるように、特徴は3枚に出る葉の形であるが、花の後の種子も丸い鞘に包まれていて、特徴がある。
学名はPtelea trifoliataで、ミカン科である。アメリカ中南部に広く分布する。
5月末に言ったときは、もうすっかり花の盛りを過ぎて、雌しべが種子に成長しかけていた。