ヒサカキは3月終わりころ、地味な白い花を付ける。3月初めの頃は、枝に付いた小さな黒い蕾が、虫が付いたように見えて気味悪いが、やがて、一面に白い花となる。雌雄異種で、雄花は10-15個の雄しべが付いている。果実は10月頃から黒紫に熟してくる。庭木にもよく用いられる。
暖地の海岸に生えるハマヒサカキは丸い全縁の葉を持つが、ヒサカキは鈍いが鋸歯を持つ。花もハマヒサカキの方が早く、10-2月に咲く。
学名はEurya japonicaで、ツバキ科ヒサカキ属の常緑小高木である。
雄花
雌花
1月の蕾 3月の蕾
10月の実