もう一つの画像の木について、高谷さんは次のように書いておられる。「高さは5m以上あり、風が吹くと枝は柳の様にフワフワとなびきます。ピンク色に見えるのは花で、とても小さな花がびっしりとついておりました。天然のものも、庭で栽培しているものもあるようです」
この特徴的な木は、一度見ると忘れない。私もフランスで見た覚えがあったが、全く同定できていなかった。こういうときに梅本さんは頼もしい。「ヨーロッパギョリュウ、 Tamarix tetrandra、「耐潮風性」に優れた「景観木」です。」と、直ぐに返事が帰って来た。
学名はTamarix tetrandraで、ギョリュウ科ギョリュウ属である。南ヨーロッパから中央アジアにかけて分布する。Tamarix parviflora(small flowerの意)も同じものである。
高谷さん撮影のハンガリーのヨーロッパギョリュウ(2005.5.16)
パリ郊外で車窓から写したヨーロッパギョリュウ(2002.4.29)