2葉の松と並んで、5葉の松がよく知られている。日本にはキタゴヨウマツが最北に、アマミゴヨウが最南に分布する。といっても、奄美の中で屋久島・種子島のみにしか分布しないので、ヤクタネゴヨウ(屋久種子五葉)という別名の方があたっている。
5月に花を付け、5-10cmの球果を付ける。早く成長して巨木になるが、いまは枯死が目立ち、大きな集団としては、屋久島の500m付近の西南斜面のみとなり、絶滅危惧種に入っている。集団内の個体数が減ると、他家受粉が減り、強い個体に生育する健全な種子が出来なくなって減少の道をたどる。
学名はPinus armandii var. amamianaで、マツ科マツ属である。