東西線沿線の西葛西にあるフサアカシアの満開の写真を、澁川さんに送っていただいた。
ギンヨウアカシアのように、葉が隠れるほどの黄色一色の艶やかさはないが、落ち着いた感じが良い。ギンヨウアカシアの葉が白っぽいのに比べて、大型の濃緑色の葉を持つからであろう。樹形もギンヨウアカシアに比べるとどっしりとしている。最近は公園樹に用いられるようになったが、家庭の庭に植えるには大きくなりすぎるので、垣根越しに見る木はギンヨウアカシアが多い。
2-3月に濃い黄色の花を枝先に多数付け、花のあとには種を含んだ豆果が下垂する。西葛西のニュータウンには数本のフサアカシアが育っていて、桜の前のこの季節、人々の目を楽しませている。
学名はAcacia decurrens var dealbataで、マメ科アカシア属である。別名はミモザで、オーストラリアの原産。
東京都江戸川区西葛西のフサアカシア(2005.4.2)
同上の木-2004年は一月近く早い開花(2004.3.13)
近江富士花緑公園植物園のフサアカシア(2005.4.6)