エゴノキは5月の代表的な白い花で、風鈴のように下垂する様子は涼しげで可愛い。この花がピンクだと、えも云えず可愛いであろうと思っていたら、やはりあった。日本で作られた園芸品種と言われている。
そのエゴノキの満開の写真を、東京都の安田さんから送っていただいた。「家の近所でピンク色のエゴノキを見つけましたので写真お送りいたします。撮影場所は東京都大田区仲池上2丁目のマンションの植え込みです。カナメモチと一緒に植えられています。」と紹介して下さった。街や公園でよく見るエゴノキは3-5mのものが多いが、この木は随分と大きい。このマンションのシンボルツリーとして植えられたのであろうか。<br>
私がこの木を初めて見たのは、名古屋の東山植物園を訪れたときである。一巡して北出口に向かうトンネルの左に数本の木が可愛いピンクの花を付けていた。閉園を知らせるマイクの声に焦りながらも、粘って写真を撮ったことを思い出す。
学名はStyrax japonicaで、エゴノキ科エゴノキ属である。園芸品種として区別するには、学名に’Roseus’を付ける(Styrax japonica ‘Roseus’)。エゴノキの解説は、エゴノキのページを参照して下さい。
安田さんが東京都大田区で写された大きなベニバナエゴノキ(2006.5.24)
名古屋の東山植物園で写したもの(2003.5.17)