今回は熱海から一つ東京よりの湯河原で降りた。駅を出て、東京方面に2-3分歩くと、JR線をくぐる狭いトンネルがある。ここを通って真っ直ぐ坂道を200mほど上がると左手に城願寺参道とあり、これに導かれて階段を上がると、そこにビャクシンの巨木がある。
曲がりくねってはいるが、均整のとれた良い形をしている。ビャクシンは漢字を逆にしてシンパクと呼ばれることもあるが、カイズカイブキの一種である。
高さ20m、幹周り6m、樹齢800年と言われる。国の天然記念物である。
なお、城願寺は源頼朝の家臣であった土肥実平が開基したと言われ、土肥一族の墓所がある。
葉が黄色がかって見えるのは,小さな黄色の花が一面に着いているためである。