この木も仏教に関係した木であり、お寺の境内などによく植えられる。お釈迦様がその樹の下で悟りを開いたといわれるインドボダイジュは、気根を持つ別な木であるが、葉の形が似ていることから、中国では写真の木が菩提樹とされ寺院に植えられるようになった。
高さ15m程度になる木で、6月に黄色の花を開く。香りがよく、虫もよく集まっている。花は、へら状になった苞(葉のように見える)からぶら下がったように付く。
学名はTilia miquelianaで、シナノキ科シナノキ属で、中国原産である。京大理学部植物園で撮す。
花の良い香りに誘われて、色々な虫がやってくる