バナナの実は誰でも知っている。その実を与えてくれる「バナナ」は大型の多年生の草目である。最近はどこの植物園の温室にもバナナがあり、花も見ることが出来るが、バナナの実の先端に付いた白い雌花を見ることは少ない。沖縄の中島Moeさんが、その花の綺麗な写真を送って下さった。
バナナは、知っているようでよく知らない植物といえる。大抵の果実にある「種」が無いので、心配無しにパックリと食べることが出来が、これは、栽培バナナの多くが3倍体の品種になって種が出来ないためである。では、バナナがどうして繁殖できるかというと、地下にある根茎から次々と新しい株が育つのである。バナナに関しては、数多くの本やホームページが発表されているので、調べてみると面白い。
学名はMusa acuminataで、バショウ科バナナ属の多年生常緑草木である。
沢山並んだ白い花が雌花
第2世代の茎が周囲に出始めている