ゴールデンウイークの一日、学生達と比叡山にハイキングに出かけた。山道での休憩中にふと見ると、目の前にウリハダカエデの花が咲いていた。少し時期が遅かったようで、雄しべが黒くなっていたが、良いチャンスに嬉しくなって学生達にカエデの講釈をしてしまった。
6月に立山の美女平で見たときには翼果が一杯に下垂していた。樹皮がウリの実に似た色と肌をしているので「ウリハダ」という。若い枝は緑が鮮やかだが、次第に暗緑色となり独特の割れ目が出来てくる。<a href=”../kigi/mmjurihd.htm”>秋の紅葉</a>は素晴らしい。
学名はAcer rufinerveで、カエデ科カエデ属である。
6月の月山で写す
雄花、雄しべは8本だがすっかり黒くなってしまっているのが残念。
翼果
ウリの実の肌のような幹
幼木の幹